25Nov

この度は私の急性肝炎により、教室業務を滞らせてしまいました事、深くお詫び申し上げます。
体調が回復しました今、より佳い教室となりますよう、提供できるメソッドの新規開拓を計画しております。
まず、私は「島岡譲流派による『和声学講師』」を自称し、それを生業としております。
ただし、他の流派に関して全くの排他的姿勢を貫いている訳ではありません。
そのため、和声記号の示し方は島岡流で行いますが、私自身、対位法に関しては池内友次郎流派で学びましたので、こうした優れたメソードは後世に繋いでゆく責任を自身でも自覚しております。また、現代、島岡流派以降に東京芸大で採用されている『新しい和声 (林達也 著)』に関しても他の流派という事にはなりますが、取捨選択できる部分の研究も行っています。
なかなか東京芸大やその流派が脈々と受け継いできた「エクリチュールを学ぶ」という事がどういう事であってどういう事でないのかという事実までは、広く一般社会には認知されていないのが実情です。寧ろ学校名のネームバリューだけが一人歩きし、実際の作曲科がどんな基礎教育を大事に育んできたのかを知らない人が大半です。
しかし、私が学んできた道筋について、簡単に他者から捻じ曲げられて屈服する事は考えておりません。無論、多少の社会の移り変わりを鑑みて「自身の教室メソッド」に様々な付加的な価値観を追記する事はあり得ますが、真の軸の部分はいつも同じところにあります。
そのため、こうした価値観を同じく持っていて下さる方々のため、最善のレッスンを提供できますよう、日々こちら側も創意工夫を凝らしてゆく所存です。
対位法に関しましても、年度明けを目処に提供できる下地を作ってゆく事を着々と計画しております。
今後とも、当教室を宜しくお願い申し上げます。
赤坂樹里亜
le 25 nov. 2025 11h49








